産後の抜け毛はいつまで続く?原因・ピーク・対策を正しく知ろう

「産後から急に抜け毛がひどくなった」
「このまま薄毛になってしまうの?」
出産後に鏡を見るたびに不安になる——そんな経験をされている方は、決して少なくありません。
大阪市鶴見区で女性専用の育毛・美髪サロン「hitotema salon」を運営するオーナーとして、
産後の抜け毛でご相談に来られる方のお声を多くいただいてきました。
産後の抜け毛は、出産を経験した女性の約55%が自覚するといわれており、2人に1人以上に起こる非常によく見られる症状です。
基本的には一時的なもので自然に落ち着きますが、「いつまで続くのか」「何か対策できることはあるのか」を知っているかどうかで、心の余裕がまったく変わります。
この記事では、産後の抜け毛の原因・時期・ピーク・対策をわかりやすくまとめます。
産後の抜け毛はいつから始まり、いつまで続く?

産後の抜け毛がいつ頃始まり、どのくらいで落ち着くのかを順番に整理します。
・産後2〜3か月ごろから始まることが多い
産後の抜け毛が始まる時期には個人差がありますが、産後2〜3か月ごろから抜け毛が増え始める方が多いとされています。
育児の合間にブラシをしたとき、お風呂の排水口に溜まった毛を見たとき——そんなふとした瞬間に気づくことが多いです。
ちょうど慣れない育児で疲れが出やすい時期と重なることも多く、精神的にも辛く感じる方がいらっしゃいます。
出産を経験した女性のほとんどが産後の抜け毛を経験します。
決して自分だけではないので、まずは「今は仕方ない時期」と割り切ることも大切な心の持ち方です。
・ピークは産後1〜6か月ごろ
アンケートによると、産後1〜3か月ごろが最も抜け毛のピークだったと答える方が最多で、産後4〜6か月ごろと合わせると、全体の約80%の方が産後1〜6か月のあいだに大量の抜け毛を経験したと回答しています。
ピークを乗り越えると、徐々に抜け毛の量は落ち着いてきます。
育児に追われているうちに気づいたら峠を越えていた、という方も多いほどです。
・6か月〜1年で新しい髪が生えてくる
抜け毛のピークを過ぎると、本来のヘアサイクルが戻り始め、新しい髪が生えてきます。
髪は1か月に約1cm伸びるため、ボリュームが戻ったと実感するまでには産後6か月〜1年程度かかることが多いです。
なお、産後1〜2年経っても改善が見られない場合は、ホルモン変化以外の別の原因が関わっている可能性があります。
その場合は専門家への相談をおすすめします。
ブラシをしたら、こんなに?——産後ママが気づく瞬間
ご来店いただく産後のお客様にお聞きすると、「ブラシに毛がごっそりついていて驚いた」というエピソードをよく聞きます。
お風呂でも洗面所でもなく、何気なくブラシを手にしたその瞬間に気づいた、という方が多いです。
赤ちゃんのお世話で自分のことは後回しになりがちな時期。
久しぶりにゆっくりブラシをかけたときの変化に「こんなことになっていたの?」と驚かれる方が少なくありません。
そして多くの方が口をそろえておっしゃるのが、「量よりも、いつ止まるかわからない不安の方がきつかった」という言葉です。育児の疲れと重なる時期だからこそ、先の見えない感覚が精神的に一番辛かった、とおっしゃる方が多いです。
サロンの現場から感じること
hitotema salonにご来店いただく産後のお客様の中には、「産後1年以上経っても抜け毛が落ち着かない」というご相談で来られる方も実際にいらっしゃいます。
通常、産後のホルモン変化による抜け毛は1年以内に落ち着いてくることがほとんどです。
しかし1年以上経っても改善が見られない場合は、睡眠不足・栄養不足・育児ストレスによる自律神経の乱れなど、複合的な要因が重なっていることが多いです。
「産後だから仕方ない」と思って放置せず、気になる状態が続くようであれば、一度頭皮環境を見直すことをおすすめしています。産後の抜け毛には必ずピークがあり、終わりが見えないと感じているとしたら、今がちょうどその真っただ中かもしれません。まずは「自分の今の状態を知る」ことが、適切なケアへの第一歩だと現場で日々感じています。
産後の抜け毛が起こる
メカニズム
産後の抜け毛は「出産後脱毛症」「分娩後脱毛症」とも呼ばれる、出産に伴う自然な生理現象です。
主な原因は3つあります。
・ホルモンバランスの急激な変化
産後の抜け毛の最大の原因が、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な変化です。
妊娠中はエストロゲンが増加し、ヘアサイクルの成長期が延長されます。
本来抜けるはずだった髪が抜けにくくなり、妊娠中は髪が増えたように感じる方も多いです。
ところが出産後はエストロゲンの分泌が急激に正常量へと戻ります。
これにより、妊娠中に成長期で停滞していた髪が一気に退行期・休止期(抜ける時期)に移行し、大量の抜け毛として現れます。
これは毛根が死滅しているわけではなく、本来もっと早くに抜けるはずだった髪が抜けているだけです。
抜け毛が落ち着けば、新しい髪が育ってきます。
また、ホルモン変化によって髪がパサパサになったり、白髪が増えたり、肌がゆらぎやすくなるなど、髪質や体調にも変化が出ることがあります。
・育児のストレスと睡眠不足
慣れない育児によるストレスや睡眠不足も、産後の抜け毛を悪化させる要因のひとつです。
ストレスが続くと自律神経が乱れ、頭皮への血流が低下します。血流が滞ると毛根への栄養供給が不足し、抜け毛が増えやすくなります。
また、睡眠不足は成長ホルモンの分泌を妨げます。
髪の細胞は睡眠中に分裂・再生を繰り返すため、こま切れ睡眠が続く産後は髪の回復が遅れやすくなります。
・栄養不足
産後は次の理由から、栄養不足に陥りやすい時期です。
・母乳育児による栄養消耗
・育児に追われて自分の食事が後回しになる
・体型を戻したい気持ちからの食事制限
髪の大部分はたんぱく質(ケラチン)から作られています。
栄養が不足すると生命維持に関わる臓器に優先的に栄養が送られるため、髪への供給は後回しになります。
まずはママ自身の回復のために、しっかり食べることが大切です。
産後の抜け毛で
注意が必要なサイン

産後の抜け毛は自然な生理現象ですが、次のような状態が見られる場合は専門家への相談をおすすめします。
・産後1〜2年以上経っても抜け毛が改善しない
・特定の部分だけが円形に抜けている(円形脱毛症の可能性)
・頭皮に赤みやかゆみ・フケを伴っている
・全体的なボリューム低下が長期間続いている
これらのサインが続く場合は、FAGA(女性男性型脱毛症)・円形脱毛症・甲状腺疾患など、産後の自然な抜け毛とは別の原因が関係している可能性があります。
産後の抜け毛対策6つのポイント

産後の抜け毛は自然に落ち着くものですが、頭皮環境を整えることで回復をサポートすることができます。
・栄養バランスのとれた食事を心がける
髪に必要な主な栄養素は以下の通りです。
| 栄養素 | 働き | 摂りやすい食材 |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 髪の主成分ケラチンの材料 | 肉・魚・卵・大豆製品 |
| 亜鉛 | ケラチンの合成を助ける | カキ・納豆・ナッツ |
| ビタミンB6 | ケラチンの合成を補助 | バナナ・さば・ブロッコリー |
| ビタミンC | 亜鉛の吸収を助け血流を改善 | ピーマン・キウイ |
| 鉄分 | 毛根への酸素・栄養の運搬 | レバー・ほうれん草 |
体重×1gが1日のたんぱく質摂取の目安量とされています。
育児中で食事が後回しになりがちな場合は、ゆで卵・納豆・バナナなど手軽に摂れるものを意識して取り入れましょう。
サプリメントで補うことも有効です。
・睡眠の質を少しでも高める
髪の成長ホルモンは入眠後の約3時間に集中して分泌されます。
産後はこま切れ睡眠になりがちですが、眠れる時間にしっかり休むことを最優先にしましょう。
就寝前のスマートフォン使用を控え、赤ちゃんのお昼寝中に一緒に休むなど、短時間でも深く眠れる環境を整えることが大切です。
パートナーや家族と協力して、まとまった睡眠時間を確保できると理想的です。
・自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶ
産後はホルモン変化によって頭皮が乾燥性敏感肌になりやすくなります。
妊娠前に使っていたシャンプーが合わなくなるケースもあります。
アミノ酸系・ベタイン系などの低刺激なシャンプーに切り替えることで、頭皮への負担を減らすことができます。
保湿成分が含まれているとさらに安心です。
・正しい洗い方・乾かし方を心がける
シャンプーは指の腹でやさしく洗い、すすぎは耳の裏や生え際まで丁寧に流しましょう。
洗髪後は自然乾燥を避け、根元からしっかり乾かすことも大切です。
濡れたままの頭皮は雑菌が繁殖しやすく、頭皮環境の悪化につながります。
・頭皮マッサージで血行を促す
頭皮への血流を改善するために、頭皮マッサージを取り入れましょう。
- 手のひらで頭皮全体をやさしくほぐす
- 指3本(人差し指・中指・薬指)で、下から上へ地肌を引き上げる
- 指先で頭の中央をやさしく押す
授乳中やお風呂のタイミングなど、日常のルーティンに組み込むと続けやすいです。
・ストレスをためないようにする
「今は仕方ない時期」と割り切ることも、産後の抜け毛と向き合う大切な姿勢です。
一人で抱え込まず、パートナーや家族・地域の支援サービスを積極的に活用しましょう。
気分転換や好きなことをする時間を少しでも作ることが、自律神経を整え頭皮環境の改善にもつながります。
よくある質問
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産後の抜け毛、早く改善する方法はありますか?
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産後の抜け毛はホルモンバランスが自然に戻るのを待つことが基本です。
ただし、食事・睡眠・頭皮ケアを整えることで、回復しやすい環境をつくることはできます。
焦って過度なケアをするよりも、まず心身を休めることが一番の近道です。
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産後の抜け毛で薄毛になることはありますか
-
産後の抜け毛は毛根が死滅しているわけではないため、ほとんどの場合は自然に回復します。
ただし、1〜2年以上改善しない場合はFAGAや他の疾患が関係している可能性もあるため、専門家への相談をおすすめします。
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授乳中でも頭皮ケア製品は使えますか?
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低刺激のシャンプーや頭皮用ローションは、授乳中でも多くの場合使用できます。
心配な場合は成分を確認するか、専門家に相談してから使用しましょう。
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産後、抜けた髪はまた生えてきますか?
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はい、生えてきます。産後の抜け毛は古い髪が抜けているだけで毛根は死滅していません。
抜け毛が落ち着いた後、6か月程度で新しい髪が育ち始めます。
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産後に前髪にツンツンした短い毛が出てきましたが、これは何ですか?
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それは新しい髪が生えてきているサインです。産後の抜け毛が落ち着き、毛根が再始動した証拠です。
気になる場合は帽子やヘアバンドでカモフラージュしながら、育つのを待ちましょう。
産後の抜け毛についてまとめると
産後の抜け毛は、女性ホルモンの急激な変化によって起こる自然な生理現象で、出産を経験した女性の約55%が自覚しています。
産後2〜3か月ごろから始まり、1〜6か月でピークを迎え、6か月〜1年で落ち着いてくることがほとんどです。
毛根が死滅しているわけではないため、時間とともに髪は回復してきます。
ただし、産後1〜2年以上改善しない場合や、円形脱毛・頭皮トラブルを伴う場合は、別の原因が関わっている可能性があるため専門家への相談が大切です。
産後の大変な時期だからこそ、自分を労わる時間を少しでも作ることが、心にも髪にも大切なことです。
産後の抜け毛が気になる方は、hitotema salonへご相談ください
「産後から抜け毛が増えたまま戻らない」
「どこに相談すればいいかわからない」
「薬を使わずに改善したい」
このように「原因が分からない不安」を感じている方も多くいらっしゃいます。
hitotema salonでは、頭皮の状態や変化の経過を確認しながら、
その方に合った向き合い方を一緒に整理していきます。
薬に頼らないケアという選択肢も含めて、
無理のない方法をhitotema salonがご提案しています。
hitotema salonオーナー 中尾沙織について
【実績】
✔ 美容師として延べ1,000名以上の女性の頭髪のお悩みに対応
✔ 頭皮洗浄・育毛ケア実績20年以上
✔ 3〜6ヶ月でボリューム改善を実感されたお客様多数
✔ 分け目・つむじなどの改善症例多数
✔ 育毛施術に関する講師活動・頭皮セミナーを実施
【受賞歴・出演・講師活動】
✔ HSカットコンテスト ゴールドプライズ1位受賞(2010年)ほか受賞多数
✔ 表参道コレクション出演(2006年)
✔ IMAインターナショナルモードコンテスト 奨励賞(2012年・2014年)
✔ milbonフォトコンテスト milbon賞受賞(2014年)
✔ 育毛施術に関する講師活動実施(2024年)
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